はじめに

その昔、プラントハンターという職業があり、17世紀ごろからイギリスやオランダなどプランテーション農業をおこなう国で活躍した食料・香料・薬・繊維等に利用される有用植物の新種を求め世界中を探索する植物収集家達で、20世紀中期にかけイギリス人はエチオピアで栽培用のコーヒーを探していた。

1936年、エチオピアの「ゲイシャ」というコーヒー地帯でイギリス人プラントハンターが特別なコーヒー採取したとイギリス農務省宛に書簡で送った記録がある。当時イギリスは、ジャマイカの「ブルマン」タンザニアの「キリマン」などのプランテーション用においしいコーヒーを探していたのだと思う。

「ゲイシャ」というコーヒー地帯にあるとされるゲイシャ村は日本人女性とは関係なくエチオピアの南スーダン側の森に3箇所存在し、そこにあったコーヒーが「ゲイシャ品種」とされているが、発見の成果を報告するほど味はおいしかったと想像するが、収穫量が少なく、ジャマイカのブルマンにはならなかった。

21世紀(2022年)の鈴木太郎は、南米コロンビアに合計25ヘクタールのコーヒー農園を持っていており、コロナ前は、コロンビアだけでも年に4往復できるほどプラントハンターの時代より、アジア、アフリカ、中南米の世界各地にコーヒーが植えられていて人も情報も簡単に飛び交うことができる。

21世紀の情報網で「今いちばんおいしいコーヒー」のニュースは、バリスタチャンピオンシップ競技会の世界大会や、各国のコーヒーの品評会優勝など結果も簡単に情報入手でき、コーヒー生産者と簡単に友達になれるが、いまだにその本物のコーヒーは現場に行かなくては触れることも飲むこともできない。

ボクは、コーヒー農園をもち、品評会に足を運び、オークションでも落札すし優勝農園に押しかける。世界最前線のコーヒーに触れてるプラントハンターで、21世紀のコーヒーの世界の優勝ラインに必ず現れる「ゲイシャ」と呼ばれるいちばんおいしいコーヒーを収集する「ゲイシャハンター」だと思っている。

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